この記事を読み終わると得られること
- 国内取引所でビットコインやアルトコインを買う手順
- 国内取引所以外のDEXで買うときの注意点・リスク・ウォレット作成時の注意点

おはビットコイン!この記事ではこれから仮想通貨投資を考えている人向けにパターンに分けて手順と注意点を解説していくワンよ。疑問や誤りを見つけたらコメント欄へお願いしますワン
【初心者向け】Bitcoinやアルトコインを国内取引所で買う
① 国内の仮想通貨取引所を開設
以下の記事で国内でビットコインの流動性がある上位7か所を参考に、手数料・取引できる主なコイン・各チェーンのネイティブ通貨などの最低出金枚数や日本円出金手数料などに触れた記事を作成しました。ぜひ参考にして口座開設してみて下さい。
日本円をビットコインなどの仮想通貨に換金する時には必ず日本国内の仮想通貨取引所を使います。
本人確認は自身の日本の居住を証明できる書類が必要なので、予め戸籍謄本やマイナンバーカードを用意しておくと口座開設がスムーズになります。
② リスクを把握する
ビットコインは1日で数%平気で変動し、アルトコインはもっと変動する時があります。
元本割れのリスクが常につきまとうので、余力資金で必ず投資しましょう。

③ 実際にビットコインを注文してみる
市場に参加する人たちと売買する取引所(オークション)と、取引所からコインを直接買う販売所があります。
コインチェック(Coincheck)を例に出します。
Coincheckは取引所画面に入るにはWebから検索する必要があるのでご注意下さい。

【取引所操作手順】購入 ⇒ 指値 ⇒ 注文価格と数量の入力 ⇒ 注文する で約定したら購入完了

【販売所操作手順】販売所(購入) ⇒ 銘柄選択 ⇒ 数量の入力 ⇒ 購入する 購入完了


④ ハードウェアウォレットを購入する
当サイトでは、大量にビットコインやイーサリアムを保有する場合は取引所に置いておくのではなくハードウェアウォレット(個人でオフラインで秘密鍵を保管するもの)を使うことを超おすすめしています。
下記の記事でTrezorとLedgerウォレットについて触れているので興味がある方はお読みになって下さい。

ハードウェアウォレットの秘密鍵をメタマスクなどにインポートしたり、メタマスクの秘密鍵をハードウェアウォレットにインポートしたりするのは購入した意味がないので注意ワン
【超上級者向け】Altcoinを取引所以外の場所で取引する
国内の取引所や販売所でアルトコインを買う場合、ビットコインの購入方法と変わりありません。
各Layerの活動が活発なチェーン、SolanaやSui、BNB、OPTIMISMなどは国内のCEXで買えますがBaseチェーンzkSyncなどを触ろうとするとDEXなどでトークンをスワップする必要があります。
| レイヤー | 役割 | 代表的なチェーン | 説明 |
|---|---|---|---|
| レイヤー1(L1) | メインとなる基盤チェーン。すべての取引を直接処理する | Bitcoin, Ethereum, Solana, Avalanche, BNB Chain, Cardano, Polkadot, Cosmos など | 独自のコンセンサス(PoW, PoSなど)を持ち、セキュリティ・データ・実行をすべて自前で行う |
| レイヤー2(L2) | L1の上に構築され、処理を分散して高速化・手数料削減を図る | Arbitrum, Optimism, Base, zkSync, Starknet, Linea, Scroll, Polygon(PoS/zkEVM)など | EthereumなどのL1に取引データを定期的に書き戻すことで、セキュリティを共有 |
| レイヤー3(L3) | 特定用途・アプリ専用のネットワーク | Xai(Arbitrum上), Degen Chain(Base上), Orbsなど | L2の上に構築され、ゲーム・DeFi特化など特定機能に最適化された小規模チェーン |
DEXの利用は国内では規制されてませんが、知っておかないと重大なリスクに直面する可能性があるのでこれからもしも触ろうとしている人は要チェックです。
特にアルトコインは米国株や投資信託といった伝統的な金融商品とは全く異なり、リスクの種類がとても多岐にわたります。トレードの際は必ずリスクを理解してゲームに参加しましょう。
ここではDEX(分散型取引所)で取引する際のリスクを上げます。
1. スマートコントラクト関連リスク
- コントラクトのバグ・脆弱性
→ スマートコントラクトはコードで自動実行されるため、バグがあると資金がロック・消失するリスク。
→ 監査済み(Audited by CertiK, PeckShield など)のプロジェクトか確認。 - アップグレード可能コントラクトの危険性
→ 管理者が後からコードを変更できるタイプのDEX(=実質中央集権)も存在。 - ハニーポット(Honey Pot)トークン
→ 購入はできても売却できない詐欺トークンがスマートコントラクトで仕込まれているケースあり。
Certikは前にエアドロ狙いで触ってみたシリーズの投稿で紹介したプロジェクトです。Binance、ゴールドマンサックス、国内からだとソフトバンクなどが絡むセキュリティ強化ツールです。監査の有無などが分かりやすく、これを使って活動している方も見かけます。
2. フィッシング・詐欺関連リスク
- 偽サイト・偽アプリ
→ “Uniswap.org” ではなく “Uniswap.app” のような類似ドメイン詐欺に注意。
→ 正規URLをブックマークしておく。 - ウォレット署名の悪用
→ 「Approve(承認)」を不用意に押すと、トークンを無制限に引き出される可能性。
→Revoke.cashやUnrekt.netなどで定期的に承認解除を。 - エアドロップ詐欺
→ 見知らぬトークンがウォレットに届いても絶対に触らない(スワップや送信をしない)。
→ 触ると悪意あるコントラクトが起動し資産流出する。

フィッシングサイトは一瞬で見分けがつかず、リンクを踏んでしまうので注意が必要だワン
3. 流動性リスク
- スリッページ(価格滑り)
→ 流動性が薄いペアで大きな注文をすると、実質的に高値掴み・安売りになる。 - フロントランニング(MEV)攻撃
→ あなたの取引を監視したBotが、先回りして同じトランザクションを出して利益を奪う。
→ 対策:少額分割 or RPCをMEV保護付きのもの(例:Flashbots Protect RPC)に変更。 - インパーマネントロス(IL)
→ LP(流動性提供)をすると、価格変動によって原資より資産価値が減少する可能性あり。
4. 運営・プロジェクトリスク
- 開発チームの匿名性
→ Anonymousなプロジェクトは rug pull(持ち逃げ)リスクが高い。
→ GitHub や X(旧Twitter)で実績・活動を確認。 - ガバナンストークンの集中保有
→ 大口が投票を独占し、プロトコル方針を自由に変えられる。 - DEX Aggregator(例:1inch, Jumper)経由時のルートリスク
→ ルート内に怪しいDEXが含まれていないか確認。

有名な人が宣伝しているから安全、このインフルエンサーが紹介しているから安全、このCEXに上場予定らしいから安全はナイ世界だワン。悪い人たちの参入障壁が低い分、金儲けのためだけに立ち上げられたものもあるので注意ワン
5. ネットワーク・ガス関連
- ネットワーク混雑による取引失敗
→ ガス代を低く設定しすぎるとトランザクションが失敗または遅延。 - 誤チェーン送金
→ Base・Arbitrum・Optimismなど、ブリッジを経ずに異チェーンへ直接送ると資金喪失。
→ 必ずネットワークを確認してから送金。 - ブリッジ(Bridge)利用リスク
→ クロスチェーンブリッジはハッキング標的になりやすい(過去のRonin、Harmony事件など)。

二番の被害が多いワン。異なるチェーンへの送金は回収が不可能なケースがほとんどなので、IDの正確性とチェーンの選択、タグの有無はめちゃくちゃ気を付けるワンよ
6. トークンそのもののリスク
- トークンに取引制限機能(blacklist/whitelist)がある
→ スマートコントラクト内で売買禁止を後から設定できる場合あり。 - デプロイヤーがミント権限を保持
→ 無限発行による価値暴落の可能性。 - 税金トークン・高いトランザクションフィー
→ 転送時に5〜20%徴収されるトークンが存在。
→ スワップ前に Etherscan などでtransfer関数を確認。
7. ユーザー操作・心理的リスク
- メタマスク署名の理解不足
→ 「署名するだけだから安全」と誤解しがちだが、悪意あるメッセージ署名で資産移動が可能になるケースも。 - 高APR・高利回りに釣られる
→ 「年利1000%」などは、ほとんどが短期的なトークンインセンティブ目的。持続しない。 - FOMO(取り残され恐怖)による判断ミス
→ 特に新しいDEXや話題トークンは冷静なリスク評価が大切。
8. セキュリティとバックアップ
- シードフレーズ・秘密鍵の漏洩
→ Google Driveやスクショ保存は厳禁。
→ ハードウェアウォレット(Ledger, Trezor)を利用。 - ブラウザ拡張の悪用
→ 偽物のMetaMaskやPhishing拡張機能に注意。
→ 公式ストアの配布元URLを確認。 - DeFiダッシュボード(Zapper, DeBankなど)に過度に接続しない
→ 承認や署名の履歴が多いと、潜在的なリスク増加。
9. 規制・法的観点(都度変わるので注意)
- 国によっては利用自体がグレーゾーン
→ 日本ではDEX利用が禁止されているわけではないが、金融商品取引法との関係に注意。 - 税務申告の複雑さ
→ スワップ1回ごとに課税イベント扱い。履歴を残しておくこと。
10. 安全な使い方の実践まとめ
- ✅ 少額テスト送金から始める
- ✅ 正規リンクを使う(CoinGeckoなどのverifiedリンク経由)
- ✅ 定期的に Approve 解除
- ✅ Ledger などのハードウェアウォレット利用
- ✅ 不明なトークン・DEXは触らない
- ✅ 利回りより安全性を優先