デイトレブログ:EMA移動平均線の見方 [指数平滑移動平均線]
この記事で解決すること
- 指数移動平均線とは
- 実際にFXに役に立つのか
- EMAを使うときの注意点
・ 今日からEMAでトレードを始めよう
・EMAはどんなインジケーター?
・価格に素早く反応する
EMAが他の移動平均線と違う点は価格変動に対してより早く反応することで、トレンドを視覚化しやすい点にあると思います。

上の画像の波を打ってる線がEMAで、赤(20本)、黄色(50本)、水色(100本)、青(200本)となってます。かっこの中は、ある時点から何本前までのローソク足を考慮したかを表します。
画像の場合、日足チャートで水色は100日指数移動平均線となり、週足チャートでは青色は200週指数移動平均となります。
・ダイバージェンスを表示するMACDにEMAが使われている
直近の12本と26本それぞれのEMAがゴールデンクロスとデッドクロスを繰り返し、どちらが上にあるかを表示させる有名なインジケーターです。赤部分から緑部分へ色が移り変わる部分は、短期(直近12本)EMAが長期のEMAをゴールデンクロスするところで、一般的には買いのシグナルと言われてます。

・実際トレードに効果あるの?
・NASDAQ100(ナスダック100指数)2021~2025年

・Bitcoin(ビットコイン)2021~2025年

・XAUUSD(ゴールド)2024年

・USDJPY(ドル円)2020~2025年

・TradingViewでのEMAの設定方法
インジケーターの欄からEMAと検索すると出てきます。
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・【用語説明】EMAのゴールデンクロス、デッドクロスとは?
→ ゴールデンクロス Golden Cross
GCと略されます。短期線が長期線を上に貫く(クロス)時にそう言われます。下図の白丸をつけた部分がそうです。

→ デッドクロス/Dead Cross
同様に、下に貫く部分をデッドクロスといい下図の白丸部分のことを言います。

・実際にEMAをどう活用するか?
①上か下のトレンドを把握する

画像の期間中、短期線から長期線まで順番に並んでいます。一般にPerfect Order(パーフェクトオーダー)と呼ばれ強いトレンドを表します。
また、ネックラインの記事でも言及しましたが通常は上昇トレンドと下落トレンドの間にはレンジ(横ばい)になる期間が存在します。

このような時には上図のように何回もゴールデンクロスしたりデッドクロスします。ちなみに私はレンジを把握する時は1〜4時間足で確認してます!
②ポジションエントリーや利食いポイントの検討
EMAをよく観察すると、それぞれの時間足においてEMAの価格帯から離れすぎたら戻ってくるように見えます。私はこの乖離幅をヒントとしてよくトレードしています
③損切り(ロスカット)ポイントの検討
結果的にレンジが終わったとしても、上下を間違えたら損をします。①で述べたように、EMAはトレンドの把握に貢献しますから違うなと思ったら早々に撤退して2番天井、2番底を探す脳に切り替えることが得策ではないでしょうか。
・EMAの注意点
・他のものと一緒に見ないと損する

青枠で囲まれたところは緑色の100日指数移動平均線で支えられていましたが、その後下落しました。
89,000ドルから90,000ドルの水平線を引けていれば、下値余地があるのを認識できるので損切りの設定を入れやすくなります。
・1つのタイムフレームにこだわりすぎない
日足では25日線がデッドクロスしているが全体ではそうでもない

1時間足ではEMAが下から順にパーフェクトオーダーしている。

お読みいただきありがとうございました。