仮想通貨取引におすすめなVPN3選 セキュリティ強化に
この記事を読み終わると得られること
- VPNの超基礎知識・これを使うと何が防げて、何は防げないのか
- NordVPN・ExpressVPN・MillenVPNを実際に使ってみた感想と接続方法
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この記事ではセキュリティに関心のあるトレーダー向けにVPNを3つ紹介しています。
紹介しているものは通信の跡をサーバーに記録しないノーログポリシーを採用しており、超短期から長期期間の契約まで臨機応変に購入できます。ぜひ参考にしてみてください。
▼ VPN(仮想プライベートネットワーク)ってなに?

VPNは、インターネット上の通信を暗号化し、安全にデータをやり取りできる技術です。これにより、公共のWi-Fiを利用している際でも、第三者に通信内容を覗かれることなく、安心してインターネットを利用できます。
たとえるなら、公共のバスが「公衆回線」に相当し、個人の車が「VPN」に相当します。バスは多くの人が利用するため、セキュリティが低くなりがちですが、個人の車は自分だけの空間であり、セキュリティが高いと言えます。
▼ 【5選】VPNでできること
1. 高度な通信セキュリティ
VPNは通信内容を暗号化するため、公共Wi-Fiやネットワークが安全でない環境でも、通信内容を傍受されるリスクを大幅に減らせます。仮想通貨の送受信や取引、ビジネスの機密情報のやり取りに有効です。
2. 偽サイト・フィッシング対策
VPNの脅威対策機能やブラウザ連携で、悪意ある偽サイトへのアクセスをブロック可能です。
例: Metamaskの偽サイトに誘導され秘密鍵を入力して資金を失う事例など。公式リンクでも不正アクセスされている場合は安全ではありませんが、VPNがあれば少なくとも詐欺サイトの侵入を減らせます。
3. 地域制限の回避(ジオブロック解除)
VPNで異なる国のサーバーに接続することで、地域制限されたサービスや取引所にアクセス可能です。特に国内のFX業者のログインページは海外からのアクセスを制限しており、旅行先でデイトレードしたり、国内で持ったポジションを現地で決済したい時にVPNを使わないといけないシーンがあります。
4. IPブロック・アカウント制限の回避
複数アカウント利用やBOT運用によるIP制限・シビル判定を回避できます。特にテストネットでのFaucet利用やアービトラージBOTの運用時に便利です。
5. 娯楽用途にも活用可能
海外版Netflixや地域限定コンテンツにアクセスできるため、娯楽やビジネスの両方で利用できます。
▼ VPNでできないこと(重要!)
- トランザクション自体の安全性は保証できない
- 仮想通貨の送金ミスや、誤ったアドレスへの送金はVPNでは防げません。
- スマートコントラクトのバグやDeFiプロジェクトの脆弱性も防げません。
- ウォレットの秘密鍵を守ることはできない
- 秘密鍵を入力する際の操作ミスやフィッシング詐欺は、VPNだけでは防げません。
- ブラウザや端末がマルウェア感染している場合も同様です。
- 公式サービスの不正アクセスは防げない
- 取引所やSNSアカウントがハッキングされた場合、VPNを使っていても不正送金やリンクの改ざんは止められません。
- 完全匿名ではない
- Paypalを使わないクレカ払い、規制当局からの申し出があれば事業者には情報が公開されることがあります。
- 無料VPNでは特に、個人情報やアクセス履歴が収集・販売されるリスクがあります。
- マルウェア・ランサムウェアの感染防止は限定的
- VPNはネットワーク通信を保護しますが、ファイルのダウンロードやメール経由のマルウェアは防げません。
- 法的責任や規約違反を免れることはできない
- 地域制限を回避して利用する場合でも、利用規約違反や現地法違反の責任はユーザー自身にあります。
▼ 【安心して使える3社比較表】 NordVPN vs ExpressVPN vs MillenVPN

・【比較表】返金の有無や料金、対応デバイスなど基本スペック6項目
VPN/項目 | 【外部企業の監査の有無】 | 【返金保証】 | 【契約期間/料金】 | 【使える国数】 | 【同時接続数】 | 【対応デバイス】 | 【ノーログポリシー】 | 【個人的感想】 |
【ExpressVPN】 | Lightway Rust版の二重監査 (2024年Sep–Oct) — Cure53とPraetorian による詳細監査。低リスクの軽微な問題のみで、再テストでも問題なしと評価されています。これまで、約20回の監査に合格しています。 | 30日間の返金保証 | ・1か月/$12.95 ・2年/$4.99(月) ・1年/$6.67(月) | 105か国 | 1つのサブスクリプションで、最大8台のデバイス | ・PC: Windows、macOS、Linux ・モバイル: iOS(iPhone、iPad)、Android ストリーミングデバイスおよびスマートテレビ: Apple TV、Amazon Fire TV Stick、Samsung ・スマートTV ゲーム機: PlayStation、Xbox ・ ブラウザ拡張機能: Chrome、Firefox、Edge | ユーザーの接続やオンライン活動に関するログを一切記録なし | 中長期の海外滞在者向け。料金プランがシンプルで分かりやすい。 |
【NordVPN.com】 | 北欧リトアニア拠点の会計大手Deloitte Audit Lithuania による監査が2024年11月18日~12月20日に実施され、ISAE 3000基準に沿って「ユーザーオンライン活動のログ収集なし」が再確認されました。これで5年連続の保証取得 | 30日間の返金保証 | ・1か月/690円 ・1年/550円(月)~ ・2年/430円(月)~ | 世界に7,400台以上のサーバー、 日本国内には130台以上 | 1つのNordVPNアカウントで、最大10台のデバイスを同時に接続可能。 さらに、ルーターにNordVPNを設定することで、ルーターに接続されたすべてのデバイスを保護することができます。 | ・PC: Windows、macOS、Linux ・モバイル: iOS(iPhone、iPad)、Android ・ブラウザ拡張機能: Chrome、Firefox、Edge ・その他: ルーター、スマートテレビ、ゲーム機など | ユーザーのオンライン活動を記録しない厳格なノーログポリシーを採用 | こちらも中長期の海外滞在者向け。プランによって情報漏洩スキャナー付きのパスワード保管アプリ、マルウェア対策機能も付きます。 |
【MillenVPN】 ※日本企業が運営 | 監査状況は見当たらず。しかし、日本法人による運営のため、日本の個人情報保護法(APPI)が適用されます。 | 2年・1年プランのみ30日間の返金保証 | ・7日/638円 ・15日/1,078円 ・30日/1,738円 ・1年/594円(月) ・2年/396円(月) | 137か国、サーバーは2,000台以上 | デバイス接続数は無制限 | Windows、MacOS、Android、IOS、Amazonデバイスに対応 | 通信内容、使用状況を追跡しない | 最短1週間のプランが用意されている上接続デバイス数が無制限なので最高のコスパ |
▼ 【ExpressVPN】特徴3選と接続方法

・公式サイト:ExpressVPN
1. 料金体系がシンプルでわかりやすい
1か月(12.95ドル)、1年(6.67ドル/月)、2年(4.99ドル/月)の3つのプラン構成なので分かりやすい。
また、1年プランは3か月、2年プランは4ヶ月の延長特典がついており長期で使いたい人にはおすすめ
2. 低価格でセキュリティがしっかりしている
ExpressVPNはAES-256ビット暗号化を採用しており、これは軍事や政府機関でも使用される最高レベルのセキュリティです。その他TrustedServerテクノロジーにより再起動のたびデータが削除、広告やマルウェアをブロック、VPN接続が不安定になったり切断された場合に即座にインターネット接続を遮断します。
コスパがいいVPNといえます。
3. $USDCでも決済可能
この他ビットコイン、イーサリアム、リップルで決済できます。
接続できる国、サーバーの確認はExpressVPN公式サイトからどうぞ
・接続方法
<PC版>
ExpressVPN公式サイトにてPC用アプリをインストール、登録時に貰ったアクティベーションコードを入力するかメールアドレスでログインします。アプリ上で3つの点を押し、接続したい場所を検索窓に入力し選択。

真ん中の接続ボタンを押してConnectedと表示されれば完了です。

<携帯版>
スマートロケーションからつなげたい場所を検索。真ん中の接続ボタンを押して接続完了となれば終わりです

▼【NordVPN】特徴3選と接続方法

・公式サイト:NordVPN.com
1. 世界中にあるサーバー設置台数が多く混雑を避けやすい
MillenVPNは2000台以上、ExpressVPNは3000台以上ですが、NordVPNは7,300とサーバー台数に関してずば抜けています。
1か所に接続が集中すると混雑するので、混雑を心配するならNordVPNでよいです。
2. シンプルに機能性が良い
暗号化された1TBのクラウドストレージにファイルを保存できたり、PCのみですがフィッシング攻撃やマルウェアが仕込んであるサイトを弾くことができます。また、情報漏洩スキャナーはいつどこでどのような種類のデータが漏洩したかを特定するのに有効です。
画面も見やすく初心者にはわかりやすい構造です。デザインも3社中、ここが個人的にかっこいいと感じました。
3. プランの細かな調整が可能
NordVPNのサブスクリプションは1か月、1年、2年それぞれで3つのものに分かれています。
プラスプランが一番お得感あります。コンプリートプランはクラウドストレージが使えるため例えば、秘密鍵のデータやFXトレードの履歴、自動売買のバックテストデータなどの重要なデータを保存したい人に適しています。
・画像は2年プランを参考

・接続方法
<PC版>
NordVPNホーム画面から検索窓に接続したい場所を打つと日本のサーバーが出てきます

左上にConnectedと表示が出ればOKです

<携帯版>
地球マークのページで接続を検索のところへ繋げたい場所を入力して検索、地球儀を回しても可能。クイック接続を押すと最適なサーバーを探して繋いでくれます。

▼ 【MillenVPN】特徴4選と接続方法

・公式サイト:MillenVPN
1. 日本企業なので安心感がある
日本企業なので日本語でのサポートが可能です。海外のVPSのサポートは日本語で送って基本的には英語で返ってきます
名称:アズポケット株式会社
所在地:【大阪本社】〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場4-10-5-702
代表取締役:伊丹浩
事業者番号:届出電気通信事業者 E-28-03926
2. 最短7日から契約可能
他社のVPNは1か月からの契約ですが、MillenVPNならちょっと海外へ行く人、動画配信サービス用に少し使ってみたいという需要に対応できます。
1年、2年の契約でないと30日間の返金保証は付帯しないので注意!
3. 最大通信速度7Gbpsの専用VPNサーバーを契約できる
MillenVPNはビジネスシーンにも対応してます。金融機関レベルでのセキュリティによって保護された専用サーバーをビジネスに活用できます。1つのIPアドレスを複数アカウントで共有でき、無制限のデータ通信量を使えます。
料金プランと接続可能な国の確認はMillenVPN公式サイトから、専用サーバーへどうぞ
4. クラウドサービスを1年間無料で使える
VPNサブスクリプションを購入または専用サーバーを契約500GB×1年間(約7,700円相当)を無料でプレゼント
・接続方法
<PC版>
MillenVPNでPC用アプリをインストール後、アプリ内で検索窓に接続したい場所を打ち込み選択、右の接続を押します。

接続済みと表示されれば完了です

<携帯版>
ダッシュボードのサーバーから東京を検索して接続を押すと完了です

▼【シーン別まとめ】どのVPN使ったらいいの?
※サービス名をクリックすると公式サイトへ飛びます
- 金額で選ぶなら:MillenVPN
- セキュティの高さで選ぶなら:ExpressVPN
- 2週間以内の海外旅行など超短期の使用は:MillenVPNの7日・15日プラン
- 1年以上の海外長期滞在をするなら:ExpressVPN
- 日本国内の企業を使いたいなら:MillenVPN
- ウォレットの秘密鍵など大事なデータを管理したいなら:NordVPNのコンプリートプラン
- 友達みんなでシェアして使いたいなら:MillenVPN
- VPNサーバーの混雑が心配なら:NordVPN
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お読みいただきありがとうございました。
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